|
片山 右京 |
さん(グッド・チャリズム宣言プロジェクト・リーダー/大会応援団長) |
|
 |
ツール・ド・三陸は、第10回大会開催を、新たな情熱をもって迎えようとしています。 困難から立ち上がろう、という想いの中でスタートした大会だからこそ、今ある大変な社会的な困難も、皆で乗り越えられたら、と強く願います。 すでに復興ではなく次のステージに入り、新しいまちのカルチャーが育ちつつあります。この大会を続けることで、地元が成長する力をさらに大きくできるのではないか。そして、そのカルチャーが築く「レガシー」の一部を目指す僕たち自身も、もっと成長できるはず、そう考えます。 未来の姿を想う情熱こそが、何よりも強く広く、人をつなげます。 ツール・ド・三陸で新しい景色に出会い、より多くの人とふれあえること。 そして新しいまちが、いっそう力強く成長することを、僕は全力で応援したいと思います。
|
|
|
|
日向 涼子 |
さん |
(モデル・サイクリスト・アスリートフードマイスター/大会ホストライダー) |
|
 |
長いようであっという間ですね。 第10回大会を予定している2021年の陸前高田。足を運ぶと、そこには随分と雰囲気の変わったまちの様子がありました。 復興祈念公園が完成し、高田松原の海水浴場ができ、ショッピングセンターには楽しそうに過ごす家族連れの姿。 見ているこちらが温かい気持ちになった時、立っていられないほどの大きな地震がありました。 ざわっとした空気が流れたと同時に避難誘導に動く店員の方々とお客さんたちの姿。私が住んでいる地域では考えられないような機敏で迅速な動き。 住んでいる人たちにとって、震災は忘れられない身近な出来事であることに改めて気づかされ、大会開催をすることで応援し続ける必要性を強く感じた瞬間でした。 今年はシンプルな大会開催になりそうですが、 皆さんの力で自転車を走らせ、昨年中止となった分もあわせて元気を届けて欲しいなと思います。
|
|
|
大会開催にあたって 2021年 |
|
陸前高田市長/ツール・ド・三陸 実行委員会名誉会長 |
戸羽 太 |
|
 |
東日本大震災から10年、これまで世界各地の皆様からたくさんの温かいご支援や励ましを賜りましたことに対しまして、陸前高田市民を代表して心より感謝申しあげます。
2012年から開催してまいりました「ツール・ド・三陸」につきましては、今年で10回目の開催を迎えます。今回も多くの企業・団体・支援者のご協力を賜り、開催できる運びとなりました。
市内の復興状況につきましては、高田松原海岸整備が完了したことに伴い、今年7月に「高田松原海水浴場」を再開し、11年ぶりに夏の賑わいが戻ってきたところであります。また、昨年8月には「高田松原運動公園」が完成し、各種スポーツ大会や大規模な花火大会などが開催され、たくさんの方に足を運んでいただいております。
今後におきましても、新型コロナウィルス感染症の収束後を見据えつつ、交流人口や関係人口のより一層の創出拡大を図りながら、市民はもとより、県内外の皆様がスポーツに親しむ環境づくりに取り組んでまいります。
大会開催にあたっては、最高のコンディションのもとご参加いただけるよう「おもてなしの心」をもって、皆様をお迎えするべく鋭意準備を進めてまいります。
結びに、自然豊かな陸前高田市から、全国のみなさまのご参加を心よりお待ち申し上げ、ご挨拶といたします。
|
|
|